汗の臭いによって糖尿病などの病気、体調の変化が分かる

健康な人の汗は無味無臭なので、
そのままでは臭う事はありません。

 

逆に言えば、汗が何かしらの臭いを発していれば、
体調のバランスが崩れている、もしくは何か病気になっている可能性もあります。

 

エクリン汗腺から出る汗の99%は水分であり、
その原液となっているものは血液であり、
血液から血小板や白血球などを除いた液体が汗として出ています。

 

つまり、血液から作られる汗の残り1%に含まれる成分の違いによって
臭いが変わってくる事になります。

 

要するに、血液中に余計な成分が混ざっていると
それが汗として出てくることにより、臭いの違いとして現れてくるわけです。 

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例えば糖尿病の人の汗は、甘酸っぱい臭いがすることが多いです。

 

これはインスリン不足や機能低下によって糖の代謝が進まなくなり、
代わりに脂肪をエネルギーとして使うようになりますが、
その時に、「ケトン体」という臭い物質が作られ、
それが血液に混ざってしまい、汗の成分として放出された結果です。

 

同様に食事制限だけの無理なダイエットをしていると、
脂肪からのエネルギー変換がうまく行われず、「ケトン体」が作られ、
やはり甘酸っぱい臭いがすることもあります。 

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また、肝臓や腎臓の機能が低下していると、尿素が血液中に取り込まれてしまい、
それが原因でアンモニア臭が発生してしまいます。

 

それから、珍しい病名では、魚臭症候群という代謝系の病気では、
魚の腐ったような臭いがしたりする事もあるそうです。

 

これは名前からすると、魚を食べた時だけに臭ってしまうのか、
と思ってしまいますが、そうではなく、卵やレバーなどを食べたときでも
魚臭くなってしまいます。

 

この魚臭さの原因は、「トリメチルアミン」という物質にあって、
摂取した食物を体内で消化した際に発生したトリメチルアミンが正常に分解されず、
それが血液中に乗って汗として排出される為に魚の腐ったような臭いがするわけです。

 

また、病気でなくても、ストレスが溜まってくると、
脂が酸化したような臭いがすることもあります。

 

そして、慢性的に疲労が溜まってくると、体内に乳酸が増加するようになり、
その結果アンモニア臭が強くなっていきます。

 

これらは、ストレス臭とか疲労臭などと呼ばれています。

汗の臭いの変化に注意

もしも、汗の臭いが急に変化したり、強くなったりした場合には、上記のような病気もしくは体調の変化の前ぶれかもしれませんので注意しましょう。

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