脂汗や冷や汗もあまく見てはいけません。その裏には病気が潜んでいるかも

スポーツをして体を動かし、それによって汗をかくことは
とても良いことですし、健康な汗のかき方といえます。

 

しかし、健康でない汗のかき方というのもあります。

 

普段、汗をかかない体質なのに、突然大量の汗をかくようになったり、
体の特定の部分のみ汗をかいたりするような場合は、
多汗症ではなく、何か別の病気が潜んでいる可能性もあります

 

例えば、交感神経を刺激するアドレナリンというホルモンが異常分泌されると、
基礎代謝が高まってしまい、これによって多汗になってしまう事もあります。

 

脳の中に腫瘍がある場合も、体温調節中枢がある視床下部に障害が起きていると、
全身性の多汗を引き起こす事もあります。

 

また、私たちの普段の日常生活に見られるような脂汗冷や汗でさえも、
何か別の病気の症状かもしれません。

 

脂汗が出るのは何か別の病気が潜んでいるかも

脂汗は脂肪体質の人に多く見られる汗ですね。

 

皮脂腺の分泌が多い額や鼻など顔を中心に常時脂ぎっている人もいますが、
通常は、これらは病気を表すものではありません。

 

よくあるのは、体内に強い痛みを感じた時や、
強い腹痛を伴う便秘や高熱時などには、
体温調節中枢の作用で脂汗が出ることがあります。

ID-10075792

こうした場合は、体調の変化を伴っているので、
多汗症ではなく、別の病気であるとすぐに気づきますが、
そうではない場合もあります。

例えば、何の前ぶれもなく、額や胸部、手のひら、足の裏に脂汗が出る時には、
脳卒中、狭心症、腸閉塞などの病気の可能性もありますので、注意した方が良いでしょう。

 

冷や汗は自律神経の偏りが原因

冷や汗にも別の病気の可能性が含まれています。

 

冷や汗とは、文字通り「ドキッ」としたり、「ヒヤッ」としたりする時に
出る汗の事ですね。

 

原理的には、精神性発汗と同じようなメカニズムで起こりますが、
冷や汗の場合は、皮膚の血管の収縮や鳥肌(立毛筋の収縮)など、
寒いときの反応が伴っていることが特徴として挙げられます。

ID-100116540

これは交感神経の働きが過剰になっていることで起きやすくなります。

 

人間の自律神経は、交感神経と副交感神経の2種類存在しており、
それらがバランスよく機能しあう事で体調を整えています。

 

そしてそのうち交感神経によって、汗腺や皮膚血管、立毛筋などの組織は
調節されています。

 

つまり、冷や汗をかきやすい人は、交感神経が昂ぶりやすく、
それによって汗腺や皮膚血管なども反応しやすくなっています。

 

そしてこうした状態が恒常的に続いてしまうと、
自律神経失調症になりやすく、体調も崩しやすくなります。

冷や汗を抑える為には、できるだけ交感神経を落ち着かせ、逆に副交感神経を優位な状態にして、2つのバランスをとることが必要になってきます。

コメントを残す