多汗症の原因となるエクリン汗腺の特徴とその役割について

汗を分泌する汗腺には、エクリン汗腺とアポクリン汗腺の2種類存在しています。

 

人間が通常汗をかくという場合には、
エクリン汗腺からの汗の事を指しており、
アポクリン汗腺からの汗は、
ワキガ臭の原因となる分泌物を出していて、
その特徴や役割は全く違っています。

 

エクリン汗腺は、皮膚の表面から約1~3mm下にある真皮層から
皮下脂肪層の上部にかけて存在しています。

 

皮膚上に出ている開口部分の直径は約60~80ミクロン(1ミクロン=0.001ミリ)で
非常に小さく肉眼では確認できないほどです。

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なぜこれほど小さいのかというと、なるべく小さい粒の汗をかいたほうが、
空気に触れる面積が大きくなる為、蒸発しやすく、
皮膚上の気化熱を奪いやすいからです。

 

このエクリン汗腺は体全体に分布していて、
その数は個人差がありますが、だいたい200~300万個ほど存在しています。

 

しかし、この全てのエクリン汗腺が活発に活動し、
汗を分泌しているわけではありません。

 

これらエクリン汗腺のうち、実際に活動している汗腺を能動汗腺と呼びますが、
実際の汗の量はこの能動汗腺の数で決定されます。

 

この能動汗腺の数も個人差があり、また体の部位によっても異なってきますが、
手のひらや足の裏、額などに多く分布しています。

 

エクリン汗腺からの発汗の役割は、
体温調節の為の温熱性発汗と、緊張したりストレスを感じた時の精神性発汗
そして、辛いものを食べた時に額や鼻の上にかく味覚性発汗の3種類に分けられます。

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そしてそのうち、多汗症に最も関連しているのは、
精神性発汗による汗の異常とされており、
エクリン汗腺の密度が高い部位である手のひら、足の裏などが
特に大量の汗が出やすくなっています。

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