ワキガ臭を作り出す原因となっている3つの正体とは?

ワキガを発生させる材料となっているのは、
アポクリン汗腺からの分泌物にあります。

 

この分泌物には様々な成分が含まれていて、
代表的なものを挙げると、
糖質、中性脂肪、鉄分、アンモニア、各種のタンパク質、脂質などです。

 

水分は70~80%程度となっており、水質はアルカリ性です。

 

それに対して、エクリン汗腺から出る汗は、99%が水分であり、
その他には微量の塩分を含んでいる程度で、水質は酸性です。

 

ですので、汗腺からの分泌物といっても、これら2つは全くの別物なんですね。

 

よって、アポクリン汗腺から出る分泌物は、
私たちが普段言っている汗とは違うという意味で、
アポクリン汗」というように区別して表現する場合もあります。
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しかし、こうしたアポクリン汗は、最初から臭っている訳ではなく、
汗腺の中に存在している間は全くの無臭となっています。

 

つまり、汗腺から皮膚上に分泌された後に、
何らかの影響を受けて、臭い成分が作られているという事です。

 

そして、その臭い成分を作っている原因となっているのは、
皮膚上に存在しているブドウ球菌などの常在菌と呼ばれているものです。

 

こうした常在菌がアポクリン汗腺からの分泌物を
栄養分として取り入れて分解し、酸化する事で低級脂肪酸を作り出し、
それがさらにアンモニアと混ざり合って、あの独特なワキガ臭となります。

 

さらに腋窩多汗症の人の場合、
ワキガ臭を伴う臭い成分が、エクリン汗腺からの汗と混ざり合う事で、
脇から広範囲に流れ出し、それが気化する事で、
ワキガ臭を拡散する事にもなります。

 

つまり、ワキガというのは、
アポクリン汗腺からの分泌物、皮膚上の常在菌、エクリン汗腺からの汗、
という3つの原因による共同作業によって、もたらされていると言えます。
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ですので、これらのうち、どれか一つでもその働きを止める事ができたら、
ワキガ臭をある程度は抑える事も可能です。

 

例えば、常在菌はアルカリ性で塩分濃度の低い環境を好み、
逆に、酸性や塩分の多い環境を嫌う傾向にあります。

 

ワキガの民間療法として、以前は「塩塗り法」というものがあったそうですが、
これは、塩の力で常在菌などの微生物の働きを抑えてしまおう
という考えに基づいた方法です。

 

昔の人はワキガ臭に微生物が関わっている事を
経験的に知っていたんでしょう。

 

軽度のワキガなら、こうした塩塗り法でも抑える事ができるかもしれませんね。

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