汗腺には副交感神経が存在しないので、汗を抑えることができない?

人間の皮膚には温度を感知する受容器という
センサーのようなものが存在していて
外気温の変化を常にモニタリングしています。

 

つまり、外気温が暑くなると、その情報を視覚神経を
通して、脳の中の視床下部に伝えて、そこから汗をかくように命令を出します。

 

そして、その命令が交感神経を通って
体中のエクリン汗腺に伝わる事になります。

 

このように人間の体には、外気温の変化に応じて
体温を調節するシステムが備わっています。

 

もちろん、そうした体内での情報のやりとりというのは、
体の仕組み上で行っているわけで、
自分自身の意思を通じて調節しているのではありません。

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汗をかこうと思ってかいているわけではないですし、
汗を抑えようと思っても抑えることはできないわけです。

 

このように自分の意思とは無関係に働く神経のことを自律神経と呼びます。

 

自律神経は体のいろんな器官に存在していて、
私たちが寝ている間、心臓が動いてくれるのも、
胃腸が働いて消化吸収してくれるのも、全て自律神経のおかげです。

 

そして、自律神経には、お互いに正反対の働きをする
交感神経副交感神経とがあります。

 

この交感神経と副交感神経は、車のアクセルとブレーキのような関係となっていて、
両方でバランスを取りながら内臓や器官の働きをスムーズに行うようにしています。

 

例えば、心臓の動きは、交感神経の働きで活発になりますが、
度が過ぎると、副交感神経が抑えるように作用します。

 

また、胃腸の運動は副交感神経の働きで活発になりますが、
消化しない時は交感神経が優位になります。

 

脳の働きも、交感神経が優位だとスッキリして、興奮状態になり、
副交感神経が優位になると、落ち着き、眠くなったりします。

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こうして、日々の生活に合わせて、どちらの神経も働かせているんですが、
なぜか、汗腺をコントロールする自律神経は交感神経しかありません。

 

副交感神経が存在しないんですね。
先の車の例で言うならば、アクセルだけで走っている車のようなものです。

 

ですので特に、温熱性発汗ではなく、精神性発汗の場合、
汗を抑えようとするには、それなりに訓練する必要があります。

 

例えば、私のブログの過去の記事で書いているような呼吸法をマスターしたりして
別の器官の副交感神経を優位にして、
汗を抑えるようにしなくてはいけないんですね。

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