汗の量と体温との関係

汗が出るとどうして体温が下がるのでしょうか?

 

それは汗が蒸発する時に、
皮膚から気化熱を奪ってくれるからです。

 

暑い日に打ち水をすると涼しく感じますね。
あれと同じ原理です。

 

人間の体の仕組みで、自分から体温を下げるには
汗をかくことしかありません。

 

ですので、非常に重要な機能と言えます。

 

特に体温調節が必要なのは、体温の変化が激しいときです。

 

通常のただ寝ている時や座っている時のような、
体温変化が少ない時にはそれほど必要ありませんが、
激しく運動したり、食事をしたりして、急激に体温が上昇する時には、
速やかに体温を下げなければ、人間の体は大変な事になってしまいます。

 

人間は恒温動物ですので、体温の急激な変化には対応できません。
そして、その急激な変化を和らげる為に、
汗は必要不可欠な存在といえます。

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では、汗の量と体温はどのような関係にあるのでしょうか。
ここでちょっと計算してみます。

 

まず、水1gを1度上昇させるのに必要なエネルギーは1calです。

 

という事は、体重58kgの人の体温を1度上昇させる為に必要なエネルギーは、
上記の考えでは、58kcalという事になります。

(人間の体の約70%は水分でできているという前提で、
ここでは単純に計算しています)

 

逆に言うと、体重58kgの人の体温を1度下げるには
58kcalの熱を奪う必要があるわけです。

 

次に、
1gの水が蒸発する時に奪う気化熱は約580calといわれています。

 

つまり、100gの水が蒸発したら(100gの汗が蒸発したら)、
約580×100=58000=58kcalの気化熱を奪うことになります。

 

という事は、

・体重58kgの人の体温を1度下げるには58kcalの熱を奪う必要がある
・100gの汗が蒸発する事で、58kcalの気化熱を奪う

これらによって、
100gの汗をかく事で、通常の人間の体温を1度下げることができる
という計算になります。

 

100gの汗で体温を1度下げるというのは、どう思いますか?
結構効率的なイメージがしますね。

 

普段の生活では、人間は1日で1,2リットル程度の汗は出しています。
体温維持に貢献している汗はとても重要な役割を持っているんですね。

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