病院での汗の治療法—外科手術

多汗症の改善の為にリラックス法を試してみたり、
薬物療法を試してみてもうまくいかなかった場合は、
外科手術で汗を止める方法もあります。

 

神経ブロック法

人間が汗をかくのは、脳の視床下部にある体温調節中枢が
交感神経に対して汗を出すように命令し、
それが汗腺に伝わる事で、実際に汗を出すようになっています。

 

ですので、その命令を外科的に遮断して、
汗腺に命令が行き届かないようにするのが神経ブロック法の考え方で、
星状神経節ブロック内視鏡下胸部交感神経節切除術などがあります。

 

星状神経節ブロック

首の頚髄の部分にある星状神経節で汗の命令をブロックする方法で、
手のひらの汗を止める目的で行われます。

ID-100122602

この治療によってある程度汗を抑えることが期待できますが、
術者のレベルによって効果は異なってくる事、
多量の麻酔薬を用いる事、
体の片側にしか行えない事などがデメリットとして挙げられます。

 

また、手のひらの多汗を止めた分、今度は他の部位の汗が増加する代償性発汗
生じることもあります。

 

内視鏡下胸部交感神経節切除術

全身に麻酔をかけた上で、両側胸部や脇の下に切開を加え、
そこから内視鏡を入れて、観察しながら胸部の交感神経節を切除していきます。

 

この方法は非常に効果の高い手術といわれていますが、
設備が整った施設で、経験を積んだ医師から施術を受ける事が重要です。

ID-100156712

その理由は、神経節の切除が適切でないと、
皮膚感覚が変わったり、気温のちょっとした変化にも
違和感を感じるようになってしまうからです。

 

また、先に書いたような代償性発汗が現れることもあり、
手のひらの汗は減ったとしても、下半身の汗が代償的に増えて
別の部位の汗で悩む事になる可能性もあります。


いずれにしても、こうした手術は、事前に専門医とよく相談した上で
決めることをお勧めします。

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す