能動汗腺を減らさないように~環境によっては衰退することも

人間の体全体に分布しているエクリン汗腺の数は
200万個~500万個ほど、平均すると350万個ほども
あると言われています。

 

想像もつかないほどの大量な数ですが、
実際には、これらのエクリン汗腺の全てが
平等に活動しているわけではありません。

 

本来の “汗を出す” 役割をきちんとしているエクリン汗腺は
その中の半分くらいになっています。

 

このように実際に汗を出す分泌能力をもっているエクリン汗腺のことを能動汗腺
と呼んでいますが、その能動汗腺の数も個人差があります。

 

生まれ育った環境によっても違ってきますし、
また、身体の部位によっても、その数に差が出てきます。

 

身体の部位で言えば、
能動汗腺の密度が高いのは、手のひら、足の裏、額、などです。

 

運動して汗をかいたり、緊張する場面で汗をかいたりする時には、
たいていの人は、こうした部位に汗をかきますが、
それは能動汗腺がたくさん存在しているからです。

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また、その人の生まれ育った環境によっても
能動汗腺の数は違ってきます。

 

例えば、熱帯地域のような暑いところで生まれ育った人や
スポーツ選手のように、いつも汗をかく環境にいる人は、汗腺が鍛えられて、
活動する汗腺数が多くなる傾向にあり、その分、能動汗腺も多くなっていきます。

 

能動汗腺が多いということは、体温調節がスムーズに進むことを意味していて、
人間の身体にとっては好都合といえます。

 

それとは逆に、
寒い地域で生まれ育った人や
生まれた時から空調の整った環境で育ったり、
いつも冷房の効いた室内での作業ばかりをしていると、
汗腺が怠けてきて、活動する汗腺数が少なくなる傾向にあり、
その分、能動汗腺も少なくなっていきます。

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もともと寒い地域で育った人は、その環境に適したように
能動汗腺数が決められるので問題はないですが、
冷房などの人工的な環境、つまり体温調節の必要のない環境に
長時間いると、どんどん能動汗腺が衰退してしまいます。

 

特に、能動汗腺の数は、生後2~3年の間に育った環境によって
大きく左右されるといわれています。

 

小さなお子さんは冷暖房の効いた環境で育ててしまうと、
体温調節機能が低下してしまうので気をつけるようにしましょう。

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